建ぺい率とは、建築物の敷地面積に対する建築面積の割合。
日照、防火、避難の観点から、敷地内に一定の空地を設ける都市計画法の一環。
建ぺい率は、敷地面積に対する建築面積の割合のこと(建築基準法第53条)。
容積率や建築物の高さの制限とともに、敷地内の建物の形態を決める際に重要な意味を持ちます。
都市計画区域中の市街化区域。
開発行為が行われるのはまさにこの区域だが、土地の利用の仕方については、市街化区域を構成している12の用途地域によってそれぞれ決まりがある。
それは、どこの区域にどういう目的の建物を建てていいかというだけではなく、さらに建ぺい率や容積率によってその形態まで決定してしまう。
たとえば第1種低層住居専用地域では、建ぺい率は、「3/10、4/10、5/10、6/10のうちから、自治体が都市計画で決めたもの」となっている。
<建ぺい率の役割>
どうせなら広い家に住みたいからといってみんなが敷地面積いっぱいに家を建ててしまった場合、住宅同士の間に隙間がなくなりすし詰め状態になってしまいます。
そんな状態で火事が発生してしまったら、周囲の家に次々に燃え広がりに大惨事に発展する恐れがあり大変危険です。
その為に地域ごとに建ぺい率を定めて、空地をとっているのです。