収益還元法とは、不動産の価値を決める際、その不動産が生み出す収益をもとに算出する不動産鑑定方法。
収益還元法は、不動産鑑定評価の手法の一つ。
不動産から得られる収益面から、不動産価値を評価する。
収益還元法では、その不動産によって、どのくらいの収益が生み出されるかという点に着目して、不動産を鑑定評価する。
例えば不動産を賃貸して運用する場合なら、同じ間取りでも高い家賃収益を上げられる不動産は価値が高くなり、逆にあまり収益を上げられない不動産は価値が低くなる。
<補足>
不動産の鑑定評価する方法には大きく分けて3種類あります。
原価法と呼ばれるもの。
続いて、取引事例比較法。
そして、収益還元法です。
取引事例比較法では、周辺の取引事例から土地の値段を算出し、売買するといった手法です。
バブルのことは盛んにこの手法で取引されていました。
その結果、キャピタルゲインばかりを追求し、一気に地価が下がったときには誰も対処できなくなってしまったのです。
それと比較して「収益還元法」は地価や建物価格は関係なくその物件から生み出される収益性にのみによって査定される方法です。
1年前なら利回り10%以上といった物件もありましたが、
今では7〜8%が相場として落ち着いている状況です。
ただし、融資を多く受けられる投資家の皆さんは7〜8%では先行きつまってしまいます。
最低でも10%以上の物件を購入しましょう。