ライフサイクル・ファンドとは、将来の年金積立を主目的とする中長期運用型投信のこと。
ライフサイクルファンドは、ライフサイクルモデルという資産選択モデルが基本となっていますが、決して難解なモデルというわけではありません。
投資家にとって望ましい資産構成は、その人の年代によってかなり影響を受ける、というのがライフサイクルモデルの基本的な考え方です。
個別企業の調査・分析から企業の将来性を判断し、投資対象を選別していく運用方法のことをいいます。
反対に、個別企業の業績等から投資対象を判断するのではなく、経済や金利などのマクロ的な投資環境の予測からはじめて、個別銘柄を選択していく投資手法を「トップダウンアプローチ」といいます。
このファンドには、大きく分けて2つのタイプのものがあります。1つは、株式や債券などの組入比率を変えた複数のファンドが用意され、その中から投資家がライフサイクルにあわせ自由に乗換えていくといったものです。
もう1つは、投信会社が投資家のライフサイクルにあわせて運用を行ない、投信会社は満期に向けて株式の組入比率を下げていくものです。
つまり、投信会社が設定した期限付きのファンドの中から退職時期に近い償還期限を持つファンドを購入するという仕組みです。
このタイプのファンドは「ターゲットリタイヤメント型」とも呼ばれます。