地域再生ファンドとは、経営不振の地方企業をメインとした基金。地銀から不振企業の債権を買い取り、企業を再生した後、第三者に債権を売却し、投資資金を回収する。
地方の中小企業の再建を目指す「地域再生ファンド」が41都道府県で設立されたことが、内閣府などの調べでわかった。
全国で約60ファンドが立ち上がり、公表分だけで地元企業向けに約1500億円の投資枠を設けている。
地方の中堅・中小企業を対象とする企業再生ファンド。
金融機関が保有する対象企業の債権の買い取りを中心とする投資と経営支援により、一定の事業力を有する経営不振企業の再建を図る。
地方銀行を中心に、政府系機関、投資会社、機関投資家などが出資して設立。
<補足>
金融庁が 2003 年(平成 15)3 月に公表した「リレーションシップ-バンキングの機能強化に関するアクション-プログラム」において、地域金融機関に対しファンドなどを使った企業再生の取り組み強化を要請したことなどから、地方銀行が不良債権処理に積極的に活用している。