グリーンメーラーとは、敵対的な買収を仕掛け、その被買収会社に高値で株式の買い取り要求を迫る集団のこと。
グリーンメーラーとは、会社の株を買い集め、高値で引き取りを迫る人、または集団。
グリーンメーラーとは、ドル紙幣の色である緑とブラックメール(『脅迫状』の意味)を合わせた造語です。
そのような行為を意味する「グリーンメール」から生じました。
英語で脅迫状のことをブラックメールというが、ドル紙幣の色が緑色なので、それをひっかけた表現といわれています。
意味としては、悪質な仕手筋が狙いを定めた企業の株式を多数保有した後、企業を脅迫(同業の大手ライバルに買い取らせて子会社化させるなど)して自社株を買い取らせて莫大な利益をあげる行為です。
通常、敵対的なM&A(企業の合併・買収)を仕掛けて集めた株にプレミアムをつけて買い取ることを要求します。
仕手グループにこの手の集団が多いといわれています。
日本では、(白木屋に対して行った)横井英樹、(阪神電気鉄道に対して行った)村上ファンドや(明星食品に対して行った)米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドがグリーンメーラーとして有名です。