整理ポストとは、会社更生法の適用を申請した銘柄など、上場廃止が確実になった銘柄を売買するポスト。
上場廃止の基準に抵触する可能性が出てきた企業は、まず、その説明や改善を求めるために監理ポストに移して売買を継続します。
企業側の説明で上昇廃止の基準に抵触しないことが判ったり、企業側の努力で状況が改善されたことが確認されれば通常のポストに戻されます。
しかし、上場廃止の基準に抵触することが明らかになり、改善する姿勢も見られなければ上場廃止が決定し、整理ポストに移されて、上場廃止までの期間売買されます。
上場廃止が決まると、その銘柄が上場廃止となることを投資家に周知させ、投資家が整理売買を行うことができるように、整理ポストが割り当てられます。
この整理ポストで原則として1か月間売買が行われた後に上場廃止となります。
整理ポストは、言葉の通り(投資家が)株式を整理する場というわけです。
<実例>
2004年3月12日(金)現在の東京証券取引所の整理ポストには、株式会社キャッツが割り当てられています。
同社は、民事再生法申請を受け整理ポストが割り当てられ、2004年2月24日から2004年3月23日まで整理ポストでの売買が行われた後、3月24日に上場廃止されます。