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エンジェル

エンジェル

エンジェルとは、ベンチャー起業家に、資金を提供したり、経営の助言をしたりする個人投資家をいいます。

<エンジェルとはどんな人か>

欧米におけるエンジェル像の実態調査によれば、平均像は50歳前後で、起業経験があり、1億円程度の資産を保有している男性になります。

アメリカでは、エンジェルはベンチャー企業の育成に欠かせない存在として位置づけられています。

一般にスタートアップ企業は、担保や信用が不足しているため、銀行融資は受けられないからです。

また、ベンチャー・キャピタル(VC)ファンドの資金源の大半は機関投資家で占められ、年々金額規模が大きくなっているため、投資先もある程度成長した企業が中心になっています。

このため、スタートアップ企業は、銀行融資も受けられなければ、VC投資も受けられにくくなっています。このファイナンス・ギャップを埋めるのがエンジェルなのです。

アメリカではエンジェル税制と呼ばれる株式未公開のベンチャー企業への投資に対する税制上の優遇措置があり、すでに株式公開している企業のオーナーなど資産家によるエンジェルとしての活動が活発に行われていて、ベンチャー企業が育成しやすい土壌ができています。

日本でも未公開企業への投資で損失を出した時には、一定の条件のもとで損失を繰り越し控除の対象にすることができるようになるなど、エンジェルに有利な税制が導入されているが、まだ、アメリカのようにエンジェルの活動が盛り上がるほどには至っていません。

posted by money at 20:22 | TrackBack(0) | 資産運用

応募者利回り

応募者利回り

応募者利回りとは債券を発行時に購入し、満期まで保有した場合の利回りをいいます。
単利が複利かによって計算は異なるが、日本では単利で計算するのが一般的です。

満期が1年の場合は単利と複利の値が一致します。

クーポン+(額面価格−応募者価格)÷期間を応募者価格で割ることで算出されます。

割引債の場合はクーポンはゼロとなります。

応募者利回りでは、新規発行の債券(新発債)を発行日に発行価格で購入し、最終償還期日(満期日)まで所有したと仮定した場合に、償還までの間に受け取ることができる利子と償還差損益との合計額が、投資元本に対して年何%になるかをみる利回りのことです。

応募者利回りは、取得から償還まで保有した場合の利回りであることから、単利最終利回りと考え方は同じです。

なお、応募者利回りは、当該債券の利率(額面100円当たりの、1年間の利子の額)に、償還差損益を償還までの年限で除した値を加え、発行価格で割ることにより求められます。

(利子 + 償還差益 ÷ 満期年限) ÷ 発行価格 × 100 =発行価格(%)

という計算式になります。
posted by money at 20:21 | TrackBack(0) | 資産運用