タックスヘイブンとは、ケイマン諸島やニューヘブリデス諸島など、法人税や利子、配当の源泉課税がゼロか非常に安い国のこと。
直訳すると「租税回避国」という意味合いになります。
文字通り税金のまったくかからない場所、あるいは税率が極めて低い国・地域のことをいいます。
バミューダ島、英国領バージン諸島、ケイマン諸島などがタックスヘイブンとして有名です。
これらの国や地域のことをオフショア金融センターなどともいいます。
これらの国や地域にはさしたる産業がなかったために、法人税や個人所得税をゼロかほぼゼロにして、海外からの法人設立や金融資産を受け入れることで、それに付随する産業を振興させようとした訳です。
また、その他にも、香港やシンガポールなども事実上のタックスヘイブンとして知られていて、これらの国の金融機関口座は日本の個人資産家からも人気が高いと云うわけです。
<タックス・へイヴンの種類>
タックス・へイヴンには4種類あり、それぞれ免税の仕方が違います。
・タックス・パラダイス:租税なし
・タックス・リゾート:特定業種(銀行など)に対して減税または免税
・タックス・シェルター:国外源泉取得を減税または免税
・ロー・タックス・ヘイヴン:条約締結国には低い税率を適用