バランス型投資理論とは、分散投資理論の一つで、株式と債券で運用し、投資リスクを減らす投資法 。
投資理論で有名なのがケインズの投資理論ですが、ケインズの投資理論を元に参考にまでに記載しますが、この様な投資理論的な考えも投資には重要な事とお考え頂きたい。
投資の判断でのポイントは利益率の計算です。
投資は将来、長い期間にわたって収入を上げますので、利益の計算が複雑になります。そこで、ケインズは、投資の利益率を利子率で表示する投資の限界効率というものを考えました。
つまり、投資の限界効率とは定期預金でいうと何%の金利分の利益かということです。
ですから、限界効率10%の投資案件とは、金利10%の定期預金と同じ利益率だということです。
この投資の限界効率と利子率の比較により投資の判断がなされると考えました。利子率とは、銀行から資金を借り入れた場合の金利です。
通常、企業が投資する場合には、銀行から借り入れをしますので、銀行に払う利子が費用となります。
ですから、限界効率が10%と、利子率5%より大きい場合には、銀行から5%で資金を借りて10%の定期預金に預けるのと同じですから、最終的に儲かるので投資を行います。
限界効率が5%と、利子率5%と同じ場合には、銀行から5%で資金を借りて5%の定期預金に預けるのと同じことですから、最終的な利益はゼロですので、投資をしてもしなくても同じです。
また、限界効率が2%と、利子率5%より小さい場合には、銀行から5%で資金を借りて2%の定期預金に預けるのと同じですから、最終的な利益は−3%で投資をすると損をしますので、投資はしません。
<ケインズとは>
ジョン・メイナード・ケインズ [John Maynard Keynes](1883年〜1946年)
おそらく20世紀最大の経済学者。イギリス人。
著書「雇用、利子および貨幣の一般理論」(いわゆる「一般理論」)によって、セーの法則?を前提するそれまでの経済学をまとめて古典派にしてしまった。
学問分野だけでなく、現実の政策分野にも多大な影響を与えた。