ボラティリティとは、資産価格が、ある期間どのくらい変動するかを表すこと。
「ボラティリティが高い」といえば、値動きの乱高下が激しくなっている様子を示します。
統計学の手法で標準偏差などを使って表すことが多く、債券価格を例に取ると、短期債券の価格よりも長期債の価格のボラティリティは大きくなる傾向にある。
金融・商品先物業界の用語としては、ある銘柄についての価格変動率のことをいい、ボラティリティが大きい=価格変動が大きい、となります。
一般的には標準偏差を用いることが多く使われます。
オプション価格評価を爆発的に普及させたブラック・ショールズ方程式に含まれるパラメータであったため、一気に普及した言葉です。
オプション価格(プレミアム)から逆算されるインプライド・ボラティリティと、過去の値動きから算出されるヒストリカル・ボラティリティがあります。
先物やオプションなどの金融派生商品は、ボラティリティが大きくなると価値が上がります。
金融派生商品を用いることにより、原資産を市場の実勢価格よりも有利に売買できる可能性が増すためです。