アウト・オブ・ザ・マネーとは、オプション取引で権利を行使すると損失が発生する状態のオプション。
オプション取引の権利所有者が権利を行使したときに、損失が出る状態のことをいいます。
ある商品の株式の売買を、一定の期間内に一定の価格で行う権利の売買取引を、オプション取引といい、買う権利をコール・オプション、売る権利をプット・オプションといいます。
アウト・オブ・ザ・マネーの状態とは、コール・オプションでは、権利行使価格が市場価格より下回った場合、プット・オプションでは権利行使価格が市場価格より上回った場合をいいます。
<例えば>
行使価格100円のコールオプションを持っているとします。
市場価格が80円のときにオプションを行使すると、その商品を100円で買って80円で売ることになり、20円(100−80=20)の損失が出ます。このような状態をアウト・オブ・ザ・マネーにあるといいます。
もちろん、オプションを行使することはありません。
現時点では価値がないオプションですので、プレミアム(オプション価格)は、アット・ザ・マネーに比べて安くなります。