ブル型投資信託とは、株式、為替変動の最大限利用するハイリターンを目指す投資信託。
一般的に「ブルベアファンド」と呼ばれる投資信託。
ブルベアファンドには「ブル型」と「ベア型」があります。
この投資信託のブル・ベア型の「ブル」は英語で雄牛という意味。
雄牛は攻撃する時には、角を「下から上」へ突きあげますよね。
だから「ブル」は、上昇相場のことを指します。
「ベア」は英語で熊という意味。
熊は攻撃する時には、爪を「上から下」へ振り下ろします。
だから「ベア」は下落相場を指します。
ブル型は、対象指数が上昇すれば利益が生じ、下落すれば損失が生じます。ベア型はこの逆です。
また、ブルベアファンドは、先物などを利用してレバレッジを効かせたものが多く、対象指数の数倍の動きをします。
投資信託で、通常の株式投資を投資対象としたファンドは、株価が上がったときだけ利益が出ることになっていますよね。
ところが、投資信託のブル・ベア型では、株価指数が下がった時にも、基準価格が上昇するように設計されています。
たとえば投資信託のブル・ベア型ファンドのレバレッジが2倍とします。
その場合、株価指数が10%下落するとすると、投資信託の基準価格は20%上昇するように設定されています。
つまり、株価指数が下落した時も、熊(ベア)が爪を振り下ろすように攻撃するということ。
ただし、見込みに対して、10%株価指数が上昇すれば、基準価格は20%下落することになります。
このように投資信託のブル・ベア型ファンドは、ハイリターンを期待できる反面、コストがかかるため、ハイリスクでもあります。
投資信託のブル・ベア型ファンドは、長期で資産運用するというよりも、短期での資産運用として考えたほうがよいかもしれません。
投資信託のブル・ベア型ファンドのレバレッジの倍率は最大で5倍となっています。