配当利回りとは、投資額に対し、配当収入がどのくらいの割合かを示す指標。
年間配当金÷投資金額で算出。
1株あたりの配当÷株価という式で計算できます。
株式にとって、債券の利回りに相当するものは、1株あたり当期利益÷株価で求められる「益回り」と呼ばれるものです。
1株あたり当期利益が投資家にとってのリターンと考えられるからです。
1株あたり利益のうち、一部は配当として株主に直接還元され、その他の部分は内部留保されて企業価値=株の価値を高めることに使われます。
配当利回りとは、直接株主に還元されるリターンの率ということになり、成長性に期待できない企業にとっては有効な投資指標となります。
成長性の高い企業については、PERなどの方が投資指標として適切といえます。
<補足>
利率と利回りの言葉の違い。
「利率」は、額面金額に対する利息の割合をいいます。
クーポンレート、配当率、預金金利の表示に使います。
一方、「利回り」は、投資金額に対する収入の割合です。
債券や株式のように、元本が確定していない金融商品の収益性の表示に使います。