住宅金融公庫とは、政府が全額出資した住宅ローン専門の
公的金融機関のこと。
住宅金融公庫とは1950年に設立された国内唯一の
住宅専門の政府系金融機関です。
住宅金融公庫、通称「公庫」は政府が全額出資した
住宅ローン専門の公的銀行です。この銀行、民間ではなく政府が
お金を出してできているという点と、民間銀行のように預金を
集めないという点がユニークです。
いままでは、預金を集めなくても郵便貯金や年金のお金が入ってきて、
そのお金で住宅ローンを貸し出していたのです。
マイホームの新築や購入時などに、基本的に政府からの
借入金により長期、固定低利で購入資金を融資されます。
これまでに融資の対象となった住宅戸数は1800万戸にのぼります
(戦後に建設された住宅の約30%)。
国が住宅融資のために設置した専門機関。財政投融資を使い、
低金利で住宅ローンの貸出を行っている。
日本において、住宅金融公庫(じゅうたくきんゆうこうこ)は、
住宅金融公庫法に基づく国土交通省・財務省所管の特殊法人
・政策金融機関である。2007年4月1日に廃止され、
独立行政法人住宅金融支援機構に業務が引き継がれることが決まっている。
住宅金融公庫の住宅ローンは、借り手にとって、
「金利が民間より低い」、「基本的に固定金利
(11年目から金利が上がるが、この金利も当初からきまっている)なので
金利上昇リスクがない」
「審査基準が民間よりゆるく、借りやすい」などの点がある。
ただし、「ゆとりローン」の場合には、
返済額が低い一定期間(5年間)を過ぎると返済額が
跳ね上がるという仕組みになっている。
なお、住宅金融公庫による直接融資制度は2006年度末までに
廃止されることになっている。
それに代わる長期固定金利型住宅ローンとして、
住宅金融公庫が住宅ローン債権を買い取るしくみで
民間金融機関が提供する『新型住宅ローン(証券化ローン)』が
2003年年10月1日にスタートした。
<住宅金融支援機構とは>
住宅金融支援機構とは、住宅金融公庫の業務を
引き継ぐ独立行政法人のことです。
業務を開始するのは平成19年4月1日から。
従来のように住宅ローンを直接融資する業務は行わず、
民間金融機関による長期固定金利型住宅ローンを
支援する証券化支援業務が主な業務です。
民間金融機関と提携した長期固定金利住宅ローン
「フラット35」は、引き続き提供されます。